焼豚のたれをこぼしに行ってきた。またはGoogle Developer Day 2010 Japan(なぜか京都会場)BootCamp編

N700系グリーン車最高。Wifiも案外快適だった。

話は失業前にさかのぼる。OSのインストールの合間にTwitterを眺めていたら、
Google Developer Day 2010 Japan」とやらがあるらしいことを知った。
しかも参加するためにはDevQuizとやらに取り組まなくてはならないらしく、
面白そうだったので軽い気持ちで登録した。

のだが、最初の1、2問で飽きてしまい、そのまま放っていた。

そいでもって突然失業してしまい、もう割とどうでも良くなっていたのだが、
ある日突然、Googleからメールが来た。

なんと、「Google Developer Day 2010 Japan」(長ったらしいので以下、gdd2010jp)
に参加できるという。大丈夫かおい。最初の2問しか解いてなかったぞ。ありがたい。

という訳で、まず前日のBootCampから参加するために京都へ向かったのである。

ん?京都へ向かったのである。


.....いやほら秋の京都っていいでしょ。京都行ったことなかったし、なんか、
名古屋方面から電波を受信したし。
(確か「東海道新幹線に乗れ!キキーッ!」とか言ってたと思う。)

で、京都に着いて、時間があったので伏見稲荷大社にお参りをして、再就職を
願ってから会場へ向かったのであった。

またまた前口上が長くなってしまった。しかも下らない内容である。
それで、京都会場のBootCampは京都GTUG主催でGoogle App Engineのハンズオンと
Androidのハンズオンの2種類だった。友人からは、

「行ってみたら高難易度で(;^ω^)となる」

Tweetされたが、どちらも初心者向けであり、冴えない私も安心なのである。
ちなみに、私はAndroidのハンズオンを選択した。

内容は本当に初心者向けであり、"Hello, World!"から始めてAndroidの基礎を学び、
その後Google Mapsとの連携、カスタムUIの作成という流れであった。
ちなみに、途中でブリリアントサービスさんの「ウキウキView」というGoogle App
EngineとAndroidを利用した位置情報サービスの紹介があった。「感情と位置情報を
結びつける」サービスらしい。どこからそういう発想が湧いてくるのだろうか。

話は戻るが、さすがに初心者向けということもあり、調子に乗って説明に先んじて
課題を進めていたのだが、Google Mapsとの連携でつまずいた。

なんだか、ヒープ領域がどうのとかエラーを吐いたり、layout下のXMLファイルにケチを
付けたりと全く要領を得ない。

チューターの方にも色々とサポートしていただいたものの、結局、解決することは
できなかった。どうやらEclipseが"Helios"(3.6)であるのが良くないらしい。
「らしい」というのは、会場で"Helios"でも問題なく動作させている方が居り、完全に
再現するというわけではなかったのである。

結局、BootCampの前日に「別にHeliosでもいいだろー」とGoogleの忠告を聞かずに
(AndroidのサイトにはHeliosは避けるように書いてあった。)インストールした自分の
せいで、思いがけず(;^ω^)となってしまったのであった。

# ちなみに帰宅してから"Galileo"(3.5)で試したところ、問題なく動作した。
# やはり先人の言うことは聞くべきである。

結局、Google Mapsとの連携については諦め、カスタムUIの作成に移ったが、これに
ついては時間の都合で説明だけとなった。

カスタムUIの説明の中で気になったのは「機種毎のUIの差異に気をつけなければならない」
という点である。ガラケーでは機種毎の差異など当たり前であり、そのせいで全数テスト
(つまり片っ端から全機種でアプリの動作チェックを行なうのである。)などという不毛な
作業が生じるのだが、Androidの様なプラットフォームはこのような不毛さとは無縁かと
思っていたので、意外であった。質疑応答の際にこの点について質問したところ、全数
テストを回避するために、Androidについて詳しくなる必要があるとの回答だったが、
それはそれで大変である。

およそ半日であったが、Androidの基礎から実際に開発されている方の苦労まで色々と
学ぶことが出来、早くAndroidアプリの開発を始めたくなった。

BootCampを終え、友人から「第一旭」のラーメンと焼豚がおすすめと聞いたので、
食べに行った。確かに美味しかったのだが、途中で盛大に焼豚のたれをこぼしてズボン
を汚してしまい、焼豚風味のまま翌日のgdd2010jpに参加することとなってしまったの
であった。